人生のコンパスの「見つけ方」シリーズ第3回目。
今回のテーマは、【人生のコンパスは、10年後の自分に】です。
□ 何で10年後??
□ もっと早く叶えたい!
□ 10年も待ってられないよ!
という疑問が出てくると思います。
10年後の理由や、もっと早く達成したい方向けのステップも紹介していきます。
この方法を知ることで、
□ 本当の望みが見えやすくなる
□ 人生のコンパスの叶え方が分かる
□ 具体的な行動レベルに落とし込める
ようになります。
改めて、人生のコンパスとは「自分にとって何が幸せか?」幸福の価値観を決めるということ。
さあ早速見ていきましょう。
~ 目次 ~
(1) 10年後の理由
(2) 次のステップ
(3) 3年後の理由
(4) まとめ
(1) 10年後の理由
理由は2つ。
1.現実と切り離して考える事ができる
2.広い視野を持って想像する事ができる
理由1. 現実と切り離して考える事ができる
人生のコンパスを立てるポイントは、「できる/できない」ではなく、「本当にしたい?」で考える事。
仮に10年後ではなく1~3年後で考えると、「無意識的」に今の延長線上で探してしまう。スキルや能力など今の自分の状態をベースに考えることになり、狭い範囲で探すことに。そうなると、本当にしたい事や理想の自分が見えにくくなってしまうのだ。そこで現実と切り離して考えるために今の自分は一旦置いて、10年後の自分を想像する。
理由2. 広い視野を持って想像する事ができる
突然だが。2つの質問を考える。
「10年前は何をしていた?」
このブログの読者さんは20~30代が多く、10年前となると、中高生や大学生、社会人なりたて時。「あれからもう10年経ったのか…」と懐かしく感じる人もいるだろう。
10年前の自分をイメージしたまま次の質問を考えて欲しい。
「10年前の自分は、今の自分をイメージできた?」
当時中学生だった方は、今働き始めたばかりであろう。毎日沢山の仕事をこなし、また人付き合いの幅も広がり忙しい日々を一生懸命過ごしている。
当時高校大学生・社会人になりたての方は、今責任のある大きな仕事も任されているであろう。転職や起業を経験した方も中にはおり、チャレンジする日々を送っている。
このように、10年前の自分からは想像できない今の自分になっている人が多いはずだ。
そうなると、今の自分からは想像できない10年後の自分もおり、広い視野を持って想像できるのだ。
10年後の自分を想像することで現実と切り離して考える事ができ、そして視野を広く持って「人生のコンパス」を探すことが出来るようになる。
(2) 次のStep
10年後の自分をイメージして人生のコンパスが見え始めたら、次のステップである。
大切だから良く聞いて欲しい。
それは、
10年後を3年で達成するとして、1年後・半年後・3ヶ月後・1ヶ月後の状態を考える。
そして、行動計画を立てる。
3年にする/逆算して考える理由は次の(3)で取り上げるとして、まずはこのStepの2つのポイントを先に。
ポイント1. アドバイスするように考える。
他人にアドバイスするように、1年後・半年後・3ヶ月後・1ヶ月後の状態や、行動計画を考える。
人間は自分事になると問題の真ん中に自分がいるようなものであり、客観的に見ることが難しくなり、さらに感情的になってしまいがち。そうなると、良いアイデアが中々思い浮かばない。そこで、今の自分と同じ状態の方がいるとして、その方にアドバイスするように考える。
ポイント2. つながりを確認する
状態を書き終わったら、1年後の自分を達成したら、3年後は達成できそう?と考える。
同じように、半年後の状態を達成したら、1年後は達成出来そう?と。
このように各々の状態のつながりを確認することで、点と点がつながり線になるように、光が筋となり見えるようになるのだ。そうなると行動のモチベーションUpにも。
(3) 3年後の理由
理由は次の3つ。
理由1. 10年で達成できる事は3年でできる!
イメージしやすいように例を2つ。
1つ目は、大学受験の過去問が載っている「赤本」がある。高校1年生の時に見た事がある人は、「すげー難しそう…」「問題の意味も分からない」とその難しさに驚いた方も多いだろう。しかし勉強を続ける事で、3年前はちんぷんかんぷんだった問題も解けるようになっている。
2つ目は、部活動である。中学1年生の時全く歯が立たなかった自分が、練習を積み重ねていくことで強くなり、大会でも勝ち進めるようになる。吹奏楽部の方であれば、楽譜が全く読めなかったのが3年経つと読めるようになり、初見でもある程度吹けるようにもなる。
理由2. 節目(終わり)をイメージできる!
学校生活では卒業・入学があるように、終わり(節目)をイメージしながら生活を送ることができた。終わりをイメージすると逆算ができるようになり、受験勉強・部活を必死に頑張れ、大きく成長できる1つの要因になっている。それに対して、社会人生活はどうであろうか?仕事に納期はあるが卒業はないので、自分の人生・幸福の為に時間を考えて行動することは、意識しない限り難しいのだ。
理由3. 3年後の目標だと今何もやらなくて良い。
3年後の目標だと、今日何もやらなくてもそこまで影響しない。しかし、逆算をして1年後・半年後・3ヶ月後・1ヶ月後の状態を考えると、今日行動することが明確になる。
このように10年を3年にし、逆算をすることで、自分の人生・幸福の為に時間をより使えるようになり、成長スピードも飛躍的に上がるのだ。
(4) まとめ
人生のコンパスは、10年後の自分にする2つの理由
1.現実と切り離して考える事ができる
2.広い視野を持って想像する事ができる
10年後の自分をイメージして人生のコンパスが見え始めたら
10年後の自分を3年で達成するとして、1年後・半年後・3ヶ月後・1ヶ月後の状態を考える。そして、行動計画を立てる。
「人生のコンパス」を考えても中々しっくりこない事があり、スキルや能力など今の自分の状態をベースに考えてしまっているケースが多い。そこで現実と切り離して考えるために今の自分は一旦置いて、10年後の自分を想像するのだ。10年前の自分からは想像できない今の自分になっている人が多いように、今の自分からは想像できない10年後の自分がいる。
そして10年ではなく3年で達成できるように、終わり(節目)を意識して歩み続けることが大切である。